楽天カードを用いた楽天証券での投資信託の積立によるポイント付与規約が2022年9月積立分(8月発注分)から改訂され、代行手数料が0.4%未満の場合は楽天ポイントが0.2%しか付与されなくなった。そのため、ポイントを最大限に得るためには、代行手数料が0.4%以上の投資信託を選ぶ必要がある。
一方で代行手数料が高い投資信託はノーロードではなかったり、信託報酬が高かったり、リスクが高かったりすることで長期積立には向かない。そのため、短期での売買が必然的にターゲットになる。その場合、なるべく価格変動を減らしたいという観点から、投資信託のリスクおよび信託報酬を見て投資信託を選ぶ必要がある。そこで、楽天証券のWebサイトにある1%のポイント付与対象の投資信託のうち、リスクが低いものを抽出した。
リスク(年率)が低い投資信託ランキング
下記の表のとおり。
商品名 | リスク (年率) | 信託報酬額 % |
PIMCO 世界不動産関連債券ファンド(為替ヘッジあり)(毎月決算型) | 1.53 | 1.54 |
PIMCO 世界不動産関連債券ファンド(為替ヘッジあり)(年2回決算型 | 1.53 | 1.54 |
インベスコ 世界債券戦略ファンド<為替ヘッジあり>(毎月決算型) | 1.64 | 1.453 |
ニッセイ安定収益追求ファンド | 1.69 | 1.155 |
ニッセイ/TCW債券戦略ファンド(3ヵ月決算型・為替ヘッジあり) | 1.79 | 1.512 |
ニッセイ/TCW債券戦略ファンド(資産成長型・為替ヘッジあり) | 1.79 | 1.512 |
ハッピーエイジング・ファンド ハッピーエイジング 60 | 1.88 | 0.946 |
スマート・プロテクター90オープン | 1.93 | 1.323 |
ネクストコア | 2.07 | 1.485 |
堅実バランスファンド -ハジメの一歩- | 2.08 | 1.1 |
これを見ると、おもに債券をメインの資産に取り入れているものが多く、年間での値動きが1-2%程度に抑えられる投資信託が結構あることがわかる。ただし、この年率は過去1年の値動きであり、今後の値動きを保証するものではないことに注意。実際に選ぶ際には商品構成などを鑑みる必要がある。
これらの商品を選べばリスクを抑えながら楽天ポイントを貯めることができる可能性がある。
リスク(年率)の高い投資信託ランキング
下記のとおり。
商品名 | リスク (年率) | 信託報酬額 % |
DWS ロシア・ルーブル債券投信(年2回決算型) | 116.04 | 1.621 |
DWS ロシア・ルーブル債券投信(毎月分配型) | 115.51 | 1.621 |
短期ロシアルーブル債オープン(毎月分配型) | 99.35 | 1.364 |
ロシア・ボンド・オープン(毎月決算型) | 99.17 | 1.463 |
ロシア・ボンド・オープン(年1回決算型) | 96.82 | 1.463 |
ロシアものが多い。これは明らかにロシア・ウクライナ戦争の影響であると考えられる。これらは楽天ポイントを得る目的で売買するのには向かない。